侍サイクルは… 立地についてこう考えた【自転車店開業記005】

立地についてこう考えた

お店をオープンするにあたって、立地もとっても大事。

侍サイクルが、自転車店を開くとき、立地についてこう考えた。そんなお話。

自分たちはこう考えましたってお話。ひとつの「例」としてお読みくださいね

メカタ

まずは前提 侍サイクルがあるのは?



滋賀県彦根市の商店街

侍サイクルがあるのは滋賀県彦根市。彦根城があって、ひこにゃんのいる、あの彦根です。

お店があるのは古くからの商店街「中央商店街」。新快速も停まる駅・JR彦根駅まで徒歩15~20分ほどのところにありまして、観光ゾーンとはちょっとズレている、本当に昔ながらの商店街といった風情。

自分たちで物件を買った! なんてことは当然なく、賃貸に出ていた物件を借りました。その後、お隣の少し大きな店舗へ移ったりはしましたが、オープンから今までずっと「中央商店街」で営業しています。

参考

自転車の楽しみがみつかる「侍サイクル」彦根の自転車店侍サイクル

立地ってやっぱり大問題! って部分はありますよね?

 → 立地に正解はない! けど、家賃は大問題【自転車店開業記】
 → 自転車店の店舗探し… 店舗は1階に限る【自転車店開業記】

結構シャッター商店街?

この商店街、基本的にはシャッター商店街です。

というか、彦根では昔ながらの商店街はほぼシャッター通りになっているといってもいいかもしれません。なぜ? っていうのは、説明したら長くなりますが、こんな感じ。

  • 商店街に店があるメリットがない
  • 家主が物件を貸さない
  • (家賃が)相場に合わない

「商店街」って部分にあんまりメリットはない… かな?

彦根は本当にクルマ社会です。ですから、近くの商店街を歩いて買い物をするような習慣がもうありません。

おまけに彦根の商店街は、ほぼクルマが通れるような設計。2車線道路の両脇に商店が並んでいるような感じです。ですからクルマはビュンビュン通りますし、観光客の多い通り以外は歩く人はほぼいません。店が集まってても相乗効果があまりなく、メリットも少なめ。

どうして商店街を選んだのか?

そんな中で商店街を選んだのは、なぜか? っていうと、店舗物件を貸してもらいやすかったから!

というと身も蓋もありませんが、やっぱりここって大事な部分。店舗物件を貸してもらえて、賃料が払えるレベル。真面目な話、これが一番大事なポイントでした。

商店街といっても物件は一元管理じゃありませんので、物件の広さや条件はもちろんさまざま。ですから家賃にもバラツキがあります。

でも、たくさんの物件を見ましたが彦根って、店舗にしても住宅にしてもお値段が高めの物件が多いような? ホントは貸したくないのか、貸すような文化がないのか… 大阪や京都と比べて「安い!」ってことはありません

メカタ

侍サイクルが目指したのは「彦根に溶け込む街の自転車屋さん」「でもちょっと珍しくて、遠くの人でも知っているおもしろい店」。

そのうえで必要な条件を考えたら、こんな4つが思い浮かびました。これを叶えるのは「商店街」だったってわけです。

  1. 駅から歩ける程度には近い
  2. 店の前に屋根がある
  3. 駐車場がある
  4. 地域的に自転車店が求められている



駅から歩ける程度には近い

彦根はクルマ社会ですが、他府県や県内でも遠方からも来てほしいと思ったから。

となるとやっぱり電車+徒歩で移動できないとダメ。

メーカや代理店の人が東京・名古屋・大阪などから来てくれることも多いので、駅からの距離は意外と大事

メカタ

店の前に屋根がある

雨の日でも屋根があれば安心。

試乗などだけじゃなく、修理やメンテの後「直ってるかどうか、ちょっと乗ってみて」ってタイミングも多いので、屋根ってありがたいです。

屋根があるのは商店街だからこそ。だから「商店街の恩恵」っていうのは享受させてもらってます。

加えて彦根は結構な降雪地帯でもあります。屋根があるおかげで、雪かきの苦労が少ないのもありがたいですね…

メカタ

駐車場がある

彦根ってどうしようもなくクルマ社会。駐車場がないと話にならない部分があります。

侍サイクルは自転車店ですが、クルマで来られるお客様のほうが多いほど。だから駐車場は必須! なんとか2台ほど専用駐車場を確保しています。

ちなみに彦根で商店街があんまり元気じゃないのは、駐車場がないからって面もあるかと思います。

それでも足りないこともありますが、「駐車場」ってクルマ社会地域にあるお店では必須の条件です

メカタ

地域的に自転車店が求められている

彦根にはかつて、たくさんの自転車店があったそうです。

シティサイクル(ママチャリ)中心のお店も、レース主体のお店も。でも事業の失敗や店主の高齢化などで、どんどん消えていったんだとか。

「近くに自転車店がない」と困っている人、特に高齢者やスポーツ自転車乗りさんも多く、そういう人に通ってもらえたらいいなぁという希望もありました

メカタ



そんなこんなで

5年前の2013年、中央商店街にオープンした侍サイクル。なんとかかんとか、お店を続けています。

生活の足としての自転車を持ち込んでくださる方も多いのは、立地にも助けられているのかも!?

どんなお店にしたいのか? 理想を描いて、必要な条件と、譲れない要素を数えて。ついでにある程度の妥協を加えれば、お店の立地は見えてくるのかもしれません。

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