暑い時期に涼を届ける水中花。
水がきれいで、水温も一定しているところでしか見られない珍しい「梅花藻」はいかが?
2018.08.09「見頃だよ」と聞き、醒ヶ井に梅花藻を観に行ってきました。
醒ヶ井宿・地蔵川の「梅花藻」
醒ヶ井の梅花藻、5月中旬~8月下旬頃まで花が咲き、7月~8月頃が見頃です。
梅花藻とは?
キンポウゲ科の淡水植物で、5月中旬~8月下旬頃まで梅の花のような白くて小さな花が咲きます。
水温14度前後の清流にしか育たないため、観られる場所は少ないんだとか
梅花藻自体は水草というか、水の中で生育する植物ですが、花は水上に出て咲きます。
写真だとなんだかうまく伝わりませんが、川の中にそよぐ水草に可憐なお花がたくさん咲く光景は、なんだかほのぼの。
ピンクの花もあるように見えますが、これは上流の百日紅(さるすべり)の花びら。
梅花藻とのコラボで華やかな光景になっています。
メカタ
ハイシーズンはお店もいろいろ
地蔵川に沿って、醒ヶ井らしいお店も並びます。
お土産によし、食べ歩きによし!
名水で淹れたコーヒーを飲ませてくれるお店や、川に足をつけられるようにサンダルをレンタルしているお店なんかもありましたよ。
とくに有名なのは?
醤油屋喜代治商店
醒ヶ井の水で仕込んだ醤油「ヤマキ醤油」を売っている醤油屋喜代治商店さん。
ちなみにここは「醤油ソフトクリーム」も販売されてます。
丁子屋製菓
丁子屋製菓さんでは、梅花藻をつかった「梅花藻ソフト」なんてソフトクリームを販売。
ほかにも「名水まんじゅう」や「名水わらび餅」なんかも。
そういえば、以前買った「忠太郎最中」も丁子屋製菓さんのお菓子。
『瞼の母』の番場の忠太郎。番場宿は醒ヶ井のご近所です。
メカタ
名水「居醒の清水」
醒井の加茂神社から湧き出る水は「居醒の清水(いさめのしみず)」と呼ばれ、環境省の平成の名水百選にも選ばれています。
名水は「古事記」や「日本書紀」にも登場するほど歴史のあるもの。日本武尊が熱病に倒れた際に身体を洗い流したという話もあるほど。
「水汲み場」では名水「居醒の清水」が汲めます。
名水を少しいただいて、お茶やコーヒーを飲んでみるのもいいかも!? 醒ヶ井に行かれる際には、水筒をご持参ください。
醒ヶ井 地蔵川の梅花藻
住所 : 滋賀県米原市醒井(JR醒井駅から5分程度)
期間 : 5月~8月頃